歴史の扉へようこそ。旅人です!
最近、メディア等でも「御朱印」について目に触れる機会が増えてきたのではないでしょうか?
また、初詣や七五三、はたまた観光などで神社やお寺に行った際、御朱印をいただく人を見かける機会が増えたのではないかと思います。
美麗な文字の御朱印、かわいい御朱印、かっこいい御朱印など、魅力的な御朱印も増えてきました。
でも、始め方がわからない!そもそも御朱印ってなに??
という方も意外に多いのではないでしょうか。
今回は「御朱印について全く知識がない、でも始めてみたい」というあなたの手助けになるような、初心者向け徹底解説記事を書いていきます。
もちろん、初心者でなくても楽しめるような記事になっていますので、これから御朱印巡りを始める人も、そうでない方もぜひ気軽に読んでいってください♪
今回の記事の構成はこんな感じです。
- 御朱印とは?【御朱印の歴史・意義】
- 筆者が実際にもらった魅力的な御朱印・御朱印帳の例
- 御朱印巡りを始めるのに必要なもの・もらい方
御朱印とは?【御朱印の歴史・意義】
御朱印の歴史
そもそも御朱印とはなんでしょうか。そのルーツのヒントは現在も一部の御朱印帳に残されています。
例えばこちらの御朱印帳。宇治の紅葉の名所・興聖寺でいただける限定御朱印帳なんですが、タイトルを見てください。
納経帳
と書いてあるのがわかるでしょうか。
そう、御朱印はもともと寺社に納経した際にいただく証として始まりました。つまり、参拝証のようなものですね。
これが簡略化して、現在では納経せずとも参拝するだけでいただける様になりました。
マナーについては後述しますが、この歴史からも「御朱印の転売」や、「参拝もせずに御朱印をいただくこと」がいかに意味のないことで、神仏に対して失礼なことかがよくわかると思います。
日本最古の巡礼
日本最古の巡礼は西国三十三所巡礼です。一説にはこの巡礼の起源となった、「徳道上人が閻魔大王から預かった33の宝印」の伝説が御朱印のルーツとも言われています(ソースは西国三十三所巡礼公式HP)。
現代でも人気の巡礼で1番から33番まで決まったお寺を巡ります。各寺院で異なる御朱印をいただけるのも楽しいですね。
「西国三十三所って何?」という方はこちらの記事もどうぞ。初心者の方でもわかりやすいよう、歴史や必要な準備について徹底的に解説しています!
筆者が実際にもらった魅力的な御朱印・御朱印帳の例
御朱印
直書きタイプ
最もスタンダードなタイプ。御朱印帳に直に書いていただけます。
趣向を凝らしたものは、上の写真のように、スタンプを押してくれたり、筆でイラストを書いてくれたりするものもあります。
書き置き(貼る)タイプ
事前に紙に書かれたタイプ。日付を入れてもらい、後で自分で御朱印帳に糊付けします。
変わり種御朱印
QRコード
京都の染殿院ではこんな御朱印も。
こちらはQRコードのシールが貼ってある御朱印。読み取った先のページでアニメを再生できます。
仏の擬人化?
東福寺の塔頭寺院・勝林寺ではこんな御朱印が。
まさかの、仏を萌えキャラに擬人化した御朱印です!
煩悩が起こりそうな御朱印ですね^^;
御朱印帳
こちらは神社で頂いた御朱印帳。
そしてこちらはお寺で頂いたもの。
表紙が木製のものや、クッション素材のもの、刺繍が施されたものなど千差万別です!
いずれにせよ、御朱印帳によりデザインやサイズが違う点がポイントです。
特に書き置きの御朱印を貼る際は、サイズが小さめの御朱印帳では収まらないこともあるので、十分注意しましょう!
御朱印巡りを始めるのに必要なもの・もらい方
御朱印の代金(神社:初穂料/お寺:納経料・志納料など)
1体300円でいただける寺社が多いですが、寺社によっては500円や1000円以上する場所もあります。
御朱印をいただく予定の寺社については事前に調べた方が良いでしょう。
御朱印帳
事前に準備しよう!
当然寺社によって御朱印帳を売っているかどうかや、売っていたとしてどんなデザインかもまちまちですので、現地に着いてから「御朱印帳がないため御朱印をいただけない」という事態に陥ることも考えられます。
事前に調べてから行くとそのリスクを減らせるだけでなく、自分好みの素敵な御朱印帳と出会える可能性が高まります。
ちなみに、御朱印帳は寺社でいただけるだけでなく、ネットでも購入可能なので、気に入ったデザインがあれば、用意しておくと良いでしょう。
神社とお寺で分ける必要があるの?
こちらもよくある疑問です。「神社とお寺は神道と仏教という別の宗教なので、分けた方が良いのではないか?」ということですね。
こちらについては、個人の考え方次第で、厳密に決まっているわけではありません。
しかし、(私の実体験ですが)書き手の方によっては御朱印帳を提示した際に寺社の御朱印が混在することを気にする人もいたので、分けておいた方が無難です(私は分けています)。
日蓮宗寺院においては御朱印ではなく御首題(「南無妙法蓮華経」のこと)を書くことが多く、できれば御首題帳も別に作っておいた方が良いでしょう。
御朱印帳袋
大事な御朱印帳を持ち運びする際、傷つかないよう、御朱印帳袋に入れて持ち運ぶのがベストです。
御朱印帳収納用の箱
御朱印巡りを始めてしばらくすると、御朱印帳がたまってくると思います。
その保管のため、私は下記の収納用の箱を買いました!
木製で質感も良く、かなり気に入っています。僕は神社用とお寺用の二つ購入しました。
御朱印用ガイドブック
御朱印にしても御朱印帳にしても、事前にどんなものがいただけるのか、チェックしてから行く方が良いです。ネットで検索しても良いですが、よく行くエリアが決まっているなら、御朱印用ガイドブックを買うのも良いでしょう。
私は、遠征する際は必ずその地域のガイドブックを購入してから臨みます。普通の観光ガイドブックでは、御朱印巡りに関係のない施設の情報なども掲載されていてかつ高いことが多いので、御朱印用のガイドブックの方がおすすめです!
また、全国各地の寺社を巡るには、ホテルやレンタカーを予約する必要もあるでしょう。
私は楽天ポイントも貯まる楽天トラベルを利用しています!楽天市場の買い物のポイントも+1倍になるためおすすめです!
寺社・神仏に対する敬意
最後に、御朱印巡りを始めるのに最も大事なもの。それが寺社・神仏への敬意です。
前述の「御朱印の歴史」でも述べた通り、御朱印をいただく行為は宗教的行為です。いただく際は、必ず書き手の方に誠意を持って、謹んでいただくようにしましょう。お寺でいただく際には合掌していただくのがベストです!
間違っても、頂いた御朱印や御朱印帳を転売したり、参拝もせずに頂いたり、書き手に対して急かしたり、暴言を吐いたりしては絶対にいけません!!
マナーを守って楽しく御朱印巡りをしましょう。
いただける場所
御朱印は通常、神社の場合は社務所や授与所、お寺の場合は納経所や寺務所でいただけます。
まとめ
- 御朱印はもともと納経の証として始まった参拝証!
- 御朱印・御朱印帳には様々なタイプがあり、事前に調べてから行こう!
- 御朱印帳・御朱印帳袋・収納箱などグッズを揃えていざ御朱印巡りへ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
この記事で御朱印の基本的な知識は網羅できたと思います。
緊急事態宣言やまん延防止措置がなくなったら、あなたもぜひ御朱印巡りの旅に出てみてください!
コロナでなかなか寺社巡りに出かけることもできませんが、このブログを読んでいただき、
「Stay Homeで寺社参拝」
した気分になっていただければ幸いです。是非、他の記事も覗いていってください!
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